「Fate/Zero」は「Fate/stay night」のスピンオフ作品の1つで「Fate/stay night」より前に起きた「第4次聖杯戦争」の物語です。
ここでは、第4次聖杯戦争を戦うキャラクターたちを紹介したあとに、物語を楽しむために必要な用語説明をします。
キャラクター紹介
第4次聖杯戦争を戦うキャラクターとその関係者を紹介します。
キャラクター相関図
Fate/Zeroアニメ公式サイト
《マスター》衛宮切嗣(えみや きりつぐ)
《主人公の陣営/御三家アインツベルンとして参加》
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:小山力也 / 入野自由(少年時代)
本作の主人公。セイバーのマスター。
フリーランスの傭兵であり、危険な思想を持つ魔術師を狩る「魔術師殺し」として有名な暗殺者。
聖杯戦争のシステムを創った始まりの御三家の1つアインツベルンに養子として迎え入れられる。
必ず叶えたい望みがあり、誰よりも聖杯を欲していて、勝つために手段を選ばない。
戦闘スタイルは背後からの狙撃や寝込みを襲う奇襲であり、卑劣極まりない。
妻のアイリスフィールをセイバーに同行させることで、自身がマスターであることを隠している。
アイリスフィールとセイバーが敵のサーヴァントと戦っている隙をついて敵のマスターを狙撃する。
魔術師の誇りなど全く持っていないことで、自身のサーヴァントのセイバーとは極めて仲が悪い。
◆使用魔術と魔術礼装
- 魔術:自身の時間を加速・減速する「固有時制御(タイムアルター)」
- 魔術礼装:自身の骨をすり潰した粉を封入した49発の弾丸「起源弾」
この弾丸に魔術で干渉すると切嗣の魔術師としての起源《切嗣の魂に刻まれた起源は「切って嗣ぐ」》が対象に発現する。魔術干渉の度合いが大きいほど強く発現し、魔術回路が暴走してショートする。治療ができないほど致命的に壊れて魔術師として再起不能になる。
この弾丸を必殺にするために「最大の魔術で防御させる」必要がある。
最大魔力での防御を引き出すために拳銃よりもはるかに威力が高く、物理防御が困難になる大口径の30-06スプリングフィールド弾と大口径の弾丸を撃ち出すためのハンティング仕様に改造した猟銃トンプソンセンター・コンテンダーの組み合わせを採用している。
◆現代武装
- ワルサーWA2000セミオートマチック狙撃銃(切嗣用)
- ステアーAUG突撃銃(舞弥用)
- 特注スコープマウント
- AN/PVS04暗視スコープ
- スペクターIR熱感知スコープ(切嗣は熱分布から魔術回路の状態を読み取れる)
- キャレコM950短機関銃(9ミリ軍用弾:毎分700発)
- 対人手榴弾
- スタングレネード
- C2プラスチック爆弾
- 発煙筒
- ナイフ
◆その他の装備
- YAMAHA VMAX(セイバー用)
- メルセデス・ベンツ300SL(アイリスフィール用)
- ライトバン(舞弥/切嗣用)
- タンクローリー
◆拠点
- アインツベルン城(ドイツから冬木市郊外の森に移築)
- 深山町の純和風建物(予備の拠点)
《セイバー》アルトリア・ペンドラゴン
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:川澄綾子
龍の化身たるブリテンの王。
マスターは衛宮切嗣。
騎士道精神を大切にしているまっすぐな性格で切嗣とは全く分かり合えない。
騎士としてアイリスフィールをエスコートする。
◆宝具
- 風王結界(インビジブル・エア)
魔力で集積した大量の空気で聖剣を包み込み、光の屈折率を変えて不可視にする。 - 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
輝く聖剣による城をも破壊する必殺の一撃。 - 全て遠き理想郷(アヴァロン)
持ち主を癒す聖剣のさや。
◆スキル
- 現代のあらゆる乗り物を乗りこなす。
- 湖の乙女の加護
水に行く先を邪魔されない。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
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CV:大原さやか
切嗣の妻であり、イリヤスフィールの母。愛称はアイリ。
アインツベルンによって作られたホムンクルスとして初めて出産を果たした。
その身に聖杯の器を宿していて、最終的に聖杯降臨の儀をおこない、聖杯を降臨させる。
切嗣と共に聖杯戦争に参加し、セイバーのマスターとして振る舞う。
娘のイリヤスフィールと夫の切嗣を愛している。
切嗣が聖杯を手に入れることで、聖杯戦争を終わらせ、娘のイリヤスフィールが犠牲にならなくて済むようにと願っている。
舞弥が苦手だったが、打ち解ける。命がけの共闘を経て、同じ目標を持つ仲間であることに気づく。
◆スキル
- 淑女のたしなみ
ホムンクルスとは思えないほど気品にあふれている - 車の運転
暴走気味 - 金属の形態変化
- 治癒魔術(錬金術ベース)
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
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CV:門脇舞以
切嗣とアイリスフィールの愛娘。愛称はイリヤ。
次の聖杯の器として生まれた少女。
母胎にいるうちから魔術処置を施され、魔術回路の塊ともいえるその体は母親以上に人間離れしている。
度重なる処置の副作用で成長が遅れていて、第二次性徴を前に止まる見込み。
父親のことをキリツグと呼び、クルミの冬芽探しの勝負をしている。
その戦績は12勝9負1分け。通算スコアはイリヤ:427個 切嗣:374個
久宇舞弥(ひさう まいや)
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CV: 恒松あゆみ
暗殺者としての切嗣の助手。
切嗣とは11年の付き合いで、その期間はアイリスフィールよりも長い。
戦争孤児で切嗣に拾われ、暗殺者の助手として育てられた。
切嗣に拾われる前も少年兵として使われており、切嗣に拾われた時点で心が壊れていた。
自身について何も分からず、「久宇舞弥」とは切嗣が最初に用意した偽造パスポートの名前。
感情を見せることはなく、ただ冷静に切嗣の命令に従う。
完璧な仕事ぶりで、結婚して弱くなってしまった切嗣を支えている。
アイリスフィールと打ち解けて以降は少し感情が覗くようになる。
ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
CV:藤本譲
アインツベルン家8代目当主。8代目であることからアハト翁と呼ばれる。
延命を重ねて200年ほど生きていて、第2次聖杯戦争以降を知る人物。
第3魔法「天の杯(ヘブンズフィール)」の成就が目的。
今回は必ず聖杯を取るために、過去の伝統を破り、外部から戦闘に特化した魔術師の衛宮切嗣を迎え入れ、7騎のうち最強のクラスたるセイバーを召喚するために、アーサー王の聖遺物を用意した。
《マスター》遠坂時臣(とおさか ときおみ)
《遠坂陣営/御三家》
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CV:速水奨
遠坂家当主でアーチャーのマスター。
火と宝石の魔術を得意とする。
葵の夫で凛と桜の父親。
遠坂を継ぐことができるのは娘のうちどちらか1人のため、桜を間桐へ養子に出した。
そのことで雁夜に恨まれることになる。
聖杯戦争開始前から友人であり監督役の言峰璃正と繋がり、聖杯戦争の操作を計画した。
璃正の息子の綺礼を弟子にして秘密裏に同盟を組む。
サーヴァントは最強たる原初の王ギルガメッシュ。
綺礼のアサシンを諜報活動に使うことで他のマスターの優位に立つ。
≪アーチャー≫ギルガメッシュ
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:関智一
かつて世界中の宝を所有していたとされる原初の英雄。
マスターは遠坂時臣。
傲慢で尊大な性格で認めないものは「雑種」と呼ぶ。自分のことは「我(オレ)」という。
1人の英雄が持つ宝具は多くても3つくらいだが、ギルガメッシュは無数の宝具を持ち、
空中に開いた宝物庫から無数の宝具を相手に射出する豪快な戦闘スタイル。
その宝物庫にはあらゆる宝の原型があるとされている。
マスターの遠坂時臣が臣下の礼を取っていたことから、臣下の頼みを聞くのも王の務めと渋々ながら時臣の戦術に従って聖杯戦争に参加していた。
しかし、戦術の退屈さに苛立ちを覚え、少しずつ時臣に対する不満をためていく。
◆宝具
- 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
宝物庫を鍵剣で開く。 - 天翔る王の御座(ヴィマーナ)
黄金の飛行船。 - 乖離剣(エア)
ギルガメッシュの最高宝具。空間切断。
性格を気に入り、かつ強者と認めた相手にのみ使用される。
◆スキル
単独行動(Aランク相当)
マスターのバックアップなしに現界の維持、戦闘から宝具の使用まで可能。
《マスター》言峰綺礼(ことみね きれい)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:中田譲治
聖堂教会の第八秘蹟会に所属する代行者で異端者狩りのプロフェッショナル。
父の璃正からの依頼により、遠坂時臣に弟子入りし、遠坂と同盟を組む。
遠坂と組んだものの、聖杯に望む願いなどなく、何をしても満たされることのない空虚な人生に悩み続けていた。
聖杯への望みなどない自分が「なぜマスターに選ばれたのか?」それが最大の謎だった。
衛宮切嗣について、その経歴を知ったとき、この男は自分と同類の空虚な人間だと直感する。
そして衛宮切嗣に興味を抱く。
遠坂時臣との同盟の裏で独断専行し、衛宮切嗣との対話を望む。
◆スキル
八極拳
◆武装
- 黒鍵
- 僧衣
袖まで分厚いケプラー繊維製。
さらに防護呪符で隙間なく裏打ち。
その防御力は、9ミリ口径の拳銃程度では至近距離で撃っても貫通しない。
◆その他
遠坂の「魔術師見習い課程」修了。
時臣より修了証の遠坂の宝石細工によるアゾット剣を受領。
《アサシン》百の貌のハサン
Fate/Zeroアニメ公式サイト
多重人格を患った暗殺者の英雄。
マスターは言峰綺礼。
単一でありながら、その魂は無数に分断されている。
サーヴァントになったことで、人格の数だけ分裂することが可能。
しかし、あくまで1人が分裂しているため、分裂行動した際の個々の能力値は他の英雄とは比較にならないほど低い。
しかし、全ての分身が「アサシン」のスキル恩恵を受けることで、諜報活動において無敵の存在。
◆宝具
「人格の数だけ、実体を持って分身できる」
それぞれ体格や性別、体得している技術などが異なる。
◆スキル
「気配遮断」
魔力放出を限りなく抑えた状態で活動可能。
これにより、他のサーヴァントやマスターはアサシンの接近を察知できない。
遠坂葵(とおさか あおい)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:伊藤葉純
時臣の妻で、凛と桜の母。
旧姓は禅城(ぜんじょう)
間桐雁夜とは幼馴染で友人。
雁夜から好意に全く気づいていなかった。
時臣を愛している。
時臣の決定に従い、桜を間桐へ養子に出したが、内心では間桐に桜を奪われたと考えていた。
雁夜と再会したとき、夫と幼馴染が殺しあうのだと理解して絶望した。
遠坂凛(とおさか りん)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:植田佳奈
時臣と葵の長女。5大元素を操ることができ、時臣を遥かに超える才能を持つ。
遠坂家の跡継ぎ。
幼いながらも父時臣を尊敬していて、父と共に聖杯戦争に参加できる兄弟子の綺礼に嫉妬している。
父の決定であるため従うものの、間桐の養子になった妹のことを心配している。
言峰璃正(ことみね りせい)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:広瀬正志
言峰綺礼の父。
前回と今回の聖杯戦争の監督役。
敬虔な信仰者で、聖杯は信頼できる人物に託したいとの考えから、裏で遠坂時臣と繋がり、時臣を支援する。
綺礼は自慢の息子である。
しかし、綺礼の理解者にはなれなかった。
《マスター》間桐雁夜(まとう かりや)
《間桐陣営/御三家》
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:新垣樽助
バーサーカーのマスター。間桐臓硯の次男。
臓硯の支配する間桐家を嫌って家を出た。
魔術師が嫌いで一般人として生活していたが、幼馴染の葵のことが忘れられず、葵が遠坂時臣と結婚したあとも、度々、葵のもとを訪れては、凛と桜にお土産を渡していた。
葵から桜が間桐の養子になったと聞いて驚愕すると同時に父臓硯と時臣を激しく憎悪する。
桜を臓硯から救い出し、時臣を倒すことを決意する。
父臓硯に「聖杯と引き換えに桜を解放すること」を要求する。
魔術師として素人同然のため、臓硯の「刻印虫」を身体に寄生させることで魔力を増強した。
サーヴァントは狂化によるパラメータ補正があるバーサーカーを選択した(決めたのは臓硯)
刻印虫に体内を食い荒らされたことで、死人同然になり、聖杯戦争開始時点で余命は1カ月ほどだった。
刻印虫を寄生させた時点で死を覚悟しており、聖杯を取るまで生きていればそれで良いと自身を勇ませた。
《バーサーカー》ランスロット
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:置鮎龍太郎
円卓の騎士で「湖の騎士」と呼ばれた完璧な男。
マスターは間桐雁夜。
バーサーカーとして召喚されたことで、フルプレートアーマーと黒い霧に覆われている。黒い霧は正体を隠す効果を持つ。
触れたものを自身の宝具として使用できる。
その能力により、ギルガメッシュが射出した宝具を掴み取って見せた。
セイバーを憎悪していて、彼女を見ると暴走して襲い掛かる。
全く制御が効かず、力の限り暴れるため、魔力消費が激しく、マスターの雁夜は戦闘のたびに死にかけていた。
◆宝具
- 触れたものを自身の宝具にできる。
- 変身できる※1、2
※1バーサーカーのクラスで正気を失っているため、通常は使用できないが、令呪で強制することで、ギリギリ使用できる。
※2他人を装って武勇を立てた逸話をいくつも持つことが、英霊になった時に変身能力になった。 - 無毀なる湖光(聖剣アロンダイト)
アルトリアの聖剣エクスカリバーと似たデザインに、人ならざる者によって鍛えられた証である精霊文字が刻印されている。
◆スキル
「黒い霧」
正体隠蔽効果(変身能力が劣化した結果の能力)
間桐臓硯(まとう ぞうけん)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV: 津嘉山正種
間桐鶴野と雁夜の父。
聖杯戦争のシステムを作った魔術師の1人。
何百年も生き続けている怪物。
その肉体は腐り続けていて、生き永らえるために聖杯を欲している。
2人の息子は魔術師としての能力が低いため、遠坂桜を養子として迎え入れ、次の第5次聖杯戦争に向けて教育している。
虫使いで、刻印虫を雁夜に寄生させた。
雁夜が間桐のマスターになったが、勝てるとは考えておらず、苦しむ姿を見て楽しんでいる。
間桐桜(まとう さくら)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:下屋則子
旧姓は遠坂。遠坂時臣と葵の次女で凛の妹。
優秀な魔術師を欲した臓硯が遠坂へ要請し、時臣が受けたことで間桐家へ養子に出された。
時臣が凛ではなく桜を養子に出したのは、桜が次女であることと「架空元素・虚数」属性が希少すぎて適切な指導ができなかったため。
間桐の魔術をその身に刻むために虫蔵に入れられ、日々、なぶられ続けたことで、心を閉ざした。
その中で、マスターになるため臓硯の教育を受けていた雁夜に対しては少し声をかけることがあった。
臓硯のもとでボロボロになっていく雁夜を見て、おじいさまに逆らってはいけないと心に刻んだ。
間桐鶴野(まとう びゃくや)
CV:鳥海勝美
雁夜の兄。間桐家当主。
父臓硯を恐れている。
聖杯戦争も恐ろしくて、関わりたくもないが、臓硯から桜の教育を命じられているため、家からは離れられない。
雁夜が家を出たため、鶴野は間桐の呪われた宿命を1人で背負うことになった(1人で臓硯の相手をしなくてはならなくなった)ことが原因で雁夜とは仲が悪い。
息子が1人いるが、息子には魔術回路が備わらなかった。
聖杯戦争中はアルコールを頼りに、辛い現実から逃避している。
《マスター》ウェイバー・ベルベット
《ライダー陣営》
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:浪川大輔
ライダーのマスター。
魔術の最高学府「時計塔」の学生。
生まれによって優劣が決まる魔術師の世界に疑問を抱き、聖杯戦争に参加し、自らの優秀さを示そうとした。
ライダーを召喚するための触媒たる聖遺物は、自身の論文をバカにして笑った時計塔講師のケイネスから盗んだ。
これによりケイネスは別の聖遺物を用意しなければならなくなった。
まだ若く、他のマスターに比べるとその能力は見劣りするものの、ライダーとの相性は悪くなく、聖杯戦争中に精神的な成長を見せ、第4次聖杯戦争におけるダークホースとなる。
《ライダー》イスカンダル
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:大塚明夫
アレクサンドロス3世。マケドニア王。
マスターはウェイバー。
豪快な性格の大男。現世を楽しみつくすために「受肉」することを望む。
その自由な振る舞いは他のマスターを混乱させ、聖杯戦争を大いにかき回した。
好奇心旺盛で現代の色々なものに興味を示した。
通販をし、爆撃機を欲しがり、外食でモダン焼きを食べたり、ウェイバーとゲームをやりたがったりもした。
ウェイバーを「共に戦場を駆ける友」として信頼した。
◆宝具
- 2匹の神牛が引く戦車「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」
- 固有結界「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」
共に戦場を駆けた軍勢を固有結界内に召喚する。
◆武装
キュプリオトの剣
マッケンジー夫妻(夫グレンと妻マーサ)
CV:西川幾雄/峰あつ子
ウェイバーに暗示をかけられ、ウェイバーのことを孫だと思わされている老夫婦。
ウェイバーの拠点で寄宿先。
本物の孫は全く顔を見せに来ない。
ライダーのことはウェイバー(孫)の友人としてもてなした。
夫グレンは星を見るのが趣味で、屋根裏部屋に天窓をつけ簡単に屋根に出られるよう設計した。
孫と一緒に星を見るのが夢。
住所は冬木市深山町中越2-2-8
日本に来て20年以上。
カナダのトロントからの移住者で息子のクリスは日本に馴染めずにカナダに戻って家庭を持った。
孫は10才まで日本で育てたが、便りがないまま7年以上が経過している。
《マスター》ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
《ランサー陣営》
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:山崎たくみ
ランサーのマスター。
時計塔では降霊科の講師でロード・エルメロイと呼ばれる天才。
9代を重ねる魔導の名門アーチボルト家の嫡子。
聖杯戦争へは婚約者のソラウと2人で参戦する。
ケイネスはサーヴァントとの契約システムを改良し、変則契約に成功した。サーヴァントとの繋がりを「令呪による束縛」と「魔力供給」の2つに分割し、ケイネスとソラウで分担する。
魔力の供給役を用意することで、マスター自身が全力で戦闘に参加できる優位を得た。
ケイネスはソラウに惚れていて、全く頭が上がらない。
天才ゆえに失敗の経験が少なく、予期せぬ事態への対応力が低い一面がある。
冬木ハイアットホテルの32階を借り切り、魔術工房へと改装した。
◆魔術礼装
月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)」
魔力を充填した水銀を自在に操る。
水銀の量は約10リットル。
重さは約140kgにもなり、重量軽減の術を使い、瓶に入れて携帯している。
防御はケイネスへの危害を察知して自動でおこなわれる。
攻防一体の優秀な礼装。
《ランサー》ディルムッド・オディナ
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:緑川光
ケルトの神話、フィオナ騎士団随一の戦士。
マスターはケイネス。
「輝く貌」の異名を持ち、魔眼ならぬ魔貌ともいうべき能力は見る異性をディルムッドの意思とは無関係に魅了する。
この呪いにより、主君の花嫁と恋に落ちた過去を持つ。
この聖杯戦争にかける想いは、ただ今生の主君たるマスターと共に騎士として誇り高く戦い抜くこと。
◆宝具
- 破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)
赤の長槍。魔力を切り裂く。 - 必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
黄の短槍。決して癒えることのない傷を与える。
◆スキル
魅了(チャーム)
異性を恋に落とす。
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:豊口めぐみ
ケイネスの恩師の娘でケイネスの許嫁。
魔導の名門に遅れて産まれたソラウは、「代を重ねて精錬されたソフィアリの魔導の血を持つ」という点しか評価されず、つまりは政略結婚しか道が無かった。
ケイネスには何の興味もなかった。
聖杯戦争に参加したことで、ディルムッドと出会い、恋に落ちた。
《マスター》雨生龍之介(うりゅう りゅうのすけ)
《キャスター陣営》
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:石田彰
キャスターのマスター。
冬木市を騒がせている連続殺人犯。
その思考パターンは異常そのもので「人が死ぬ瞬間にはその人の人生が濃縮されている。」との想いから、考えつく限りの拷問をおこない、人が死ぬまでの反応を観察している。
全国を移動しながら、これまで30人以上を殺している。
しかしながら、その大半は未だ「行方不明」として処理されており、逮捕されることはない。
龍之介は逮捕されることにより「自由が無くなること」を嫌った。
遺体の処理が周到におこなわれたことで発見が難しくなっている。
キャスターのマスターになったのは運命的だった。
キャスターは龍之介が霞むほどの「悪」であり、龍之介の世界観を大きく広げた。
キャスターというパートナーを得たことで、その犯行はますます大胆になっていく。
ただ、キャスターとは致命的なまでに趣味が合わない。
《キャスター》ジル・ド・レェ(青髭)
Fate/Zeroアニメ公式サイト
CV:鶴岡聡
ジャンヌ・ダルクと共に戦ったフランス救国の英雄。
マスターは雨生龍之介。
元帥にまで登り詰めたが、ジャンヌ・ダルクが捕らえられたことで、絶望する。
黒魔術の背徳と淫欲に耽溺し、ついには数百人もの少年を虐殺するまでに至った聖なる怪物。
セイバーをジャンヌ・ダルクと勘違いして付きまとう。
◆宝具
自律式召喚魔力炉「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」
盟友プレラーティの遺した魔書。表紙には人の皮が使われている。
膨大な魔力量で無尽蔵に怪魔を召喚できる。
切嗣の関係者(回想シーンの登場人物)
切嗣の少年時代の登場人物です。
CV:千葉一伸
切嗣の父。アリマゴ島に隠れて、死徒の研究をおこなう。
封印指定の魔術師で協会からの逃亡生活を送っていた。
CV:高垣彩陽
アリマゴ島の漁村で暮らす少女。
切嗣が恋した人。
4歳年上で切嗣にとって姉のような存在。
切嗣のことは「ケリィ」と呼ぶ。
矩賢の研究を手伝っている。
CV:渡辺明乃
フリーランスの魔術師専門の暗殺者。
「封印指定」の魔術師を狩る。
「何があっても生き残る」ことを信条にしている。
切嗣の育ての親。
用語解説
作中で使われる言葉を簡単に説明します。
万能の願望機と呼ばれ、あらゆる願いを叶えるとされる霊体の宝物。
敗北したサーヴァント6体を捧げて降臨の儀をおこなう。
7人のマスターが聖杯をかけて戦うバトルロイヤル。
人の手で奇跡を再現すること。
また、根源への到達を求める人。
サーヴァントの契約主。
サーヴァントはマスターの魔力で現世に顕現する。
歴史に残る伝承として、語り継がれるまでになった存在が、
死後、人間の枠を外れ、精霊の域にまで昇格したもの。
聖杯戦争のために聖杯の力を借りて召喚された使い魔。
「伝承」、「虚構」、「呪い」などありとあらゆる媒体の中から歴史に名を残す英雄が選ばれる。
サーヴァント召喚システムの一部。7つの属性。
属性に基づいたサーヴァントが召喚される。
サーヴァントの正体を隠すために、クラス名で呼び合う。
- セイバー(剣士)
- アーチャー(弓兵)
- ランサー(槍兵)
- ライダー(乗騎兵)
- キャスター(魔術師)
- アサシン(暗殺者)
- バーサーカー(狂戦士)
聖杯からマスターに与えられるサーヴァントへの命令権。
サーヴァントを統べることに特化した極限の呪法。
左右どちらかの手の甲に刻まれ、デザインはマスターごとに異なる。
3回使用可能。使用ごとに紋様が消えていく。
御三家に連なる魔術師には優先的に令呪が与えられる。
サーヴァントになった人物を象徴する武具などの持ち物。
魔術の使用に必要な体内器官。疑似神経。
魔術師の知識と技を子孫へ継承するための刻印。
魔術師の身体に刻む。
- 5大元素
「火」、「土」、「水」、「風」、「空(エーテル)」 - 架空元素
「虚数」、「無」
衛宮切嗣は、
「火」と「土」の2重属性。
遠坂時臣は、
「火」属性。
ケイネスは、
「水」と「風」の2重属性。
遠坂凛は、
「5重複合(アベレージ・ワン)」属性。
間桐桜は、
「虚数」属性。
魔術の使用をサポートする道具。
術者の心象世界を具現化する大魔術。
聖杯戦争のシステムを作った3家。
「アインツベルン」、「マキリ(間桐)」、「遠坂」
臓硯の使い魔。人体に寄生し、宿主の体内を食べて成長する。
成長後は疑似魔術回路として機能する。
虫を寄生させたら、操り人形となり、臓硯に逆らうことはできなくなる。
自然に産まれたのではなく、錬金術で作られた存在。
魂の物質化。
肉体を必要としない、魂による世界への干渉が可能な高次元の存在へ至ること。
万物の始まりにして終焉。
全てを解き明かす神の座標。
魔術師が運営する団体。
ロンドンにある魔術協会本部の通称。
異端者を狩る組織。
聖堂教会に属する聖遺物の管理と回収を任務とする部署。
聖堂教会における戦闘員。
代行者が使う投擲武器。
刃渡り1メートル程で薄刃。
柄が極端に短く、刀身を魔力で作ることで、普段は柄だけを携帯している。
偉業を成し遂げた魔術師への保護令状。
魔術協会の管理下となり、自由が無くなるため受けない(逃げる)場合が多い。
まとめ
Fate/Zeroは7人のマスターと7騎のサーヴァントでおこなわれる「第4次聖杯戦争」の物語です。
主要キャラクターは、
《アインツベルン》陣営
- 「マスター」衛宮切嗣
- 「セイバー」アルトリア・ペンドラゴン
- 「切嗣の妻/ホムンクルス」アイリスフィール・フォン・アインツベルン
- 「切嗣の助手」久宇舞弥
《アインツベルン陣営の関係者》
- 「切嗣とアイリスフィールの娘」イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 「アインツベルン家8代目当主」ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
《遠坂》陣営
- 「マスター」遠坂時臣
- 「アーチャー」ギルガメッシュ
- 「マスター」言峰綺礼
- 「アサシン」百の貌のハサン
《遠坂陣営の関係者》
- 「聖杯戦争の監督役」言峰璃正
- 「時臣の妻」遠坂葵
- 「時臣の長女」遠坂凛
《間桐》陣営
- 「マスター」間桐雁夜
- 「バーサーカー」ランスロット
《間桐陣営の関係者》
- 「間桐家の支配者/鶴野と雁夜の父」間桐臓硯
- 「遠坂時臣の次女」間桐桜
- 「間桐家当主」間桐鶴野
《ライダー》陣営
- 「マスター」ウェイバー・ベルベット
- 「ライダー」イスカンダル
《ライダー陣営の関係者》
「ウェイバーが拠点とする家の家主」マッケンジー夫妻
《ランサー》陣営
- 「マスター」ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
- 「ランサー」ディルムッド・オディナ
- 「ケイネスの許嫁」ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
《キャスター》陣営
- 「マスター」雨生龍之介
- 「キャスター」ジル・ド・レェ
《衛宮切嗣の過去に登場する人物》
- 「衛宮切嗣の父」衛宮矩賢
- 「衛宮矩賢の助手」シャーレイ
- 「フリーランスの暗殺者/切嗣の育ての親」ナタリア・カミンスキー
多くのキャラクターが登場しますが、それぞれに譲れない願いがあり、願いの衝突にワクワクさせられます!
聖杯で願いを叶えられるのは「ただ1人」です!
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作品情報
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